洗面室に込めた想いと、社員としての大きな学び

こんにちは。
愛知県岡崎市でリフォームを手がける工務店、小幡リフォームです。
地元で60年、地域の皆様にはお世話になっております。


今回ご紹介するのは、岡崎市舞木町にお住まいのU様邸。
前回のブログでは「かわいいお孫さんと一緒に入りたい!」という願いから始まったお風呂リフォームをお伝えしましたが、今回は同時に工事した洗面室リフォームのお話です。

冬の寒さに震える洗面室

築30年のU様邸。長年大切に住み継いでこられましたが、洗面室は悩みのタネでした。
何よりつらかったのは冬の寒さ。岡崎市内でも山あいにある舞木町は、市街地より冷え込みが厳しく、冬の朝に洗面室へ入ると「ヒヤッ」と全身に冷気が走る…。脱衣室に暖房機は欠かせませんが、湿気には弱く、コンセントの位置も不便で、毎年モヤモヤが積み重なっていったそうです。さらに、テレビで女優さんがヒートショックで亡くなったニュースを耳にして、「自分たちも他人事じゃない」と感じたことが、今回のリフォームを決意された大きなきっかけでした。

収納は「もっとスッキリ暮らしたい!」

もう一つのお悩みは収納不足。棚をいくつも買い足して工夫していたものの、どうしても雑然と見えてしまう。奥様の願いは「毎日の身支度を、気持ちよくできるスッキリした洗面室」でした。

ビフォー

寒かった脱衣室。暖房機は必須でした。生活用品が収納に収まりきらないのも奥様のお悩み。

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アフター

新しい洗面化粧台はTOTOのオクターブ。引き出しタイプで集能力抜群。さらに床下収納は重い洗剤のストックをしまうのに重宝しています。

 

新しい空間の誕生

そこで選ばれたのが、TOTOの洗面化粧台「オクターブ」。
引き出しタイプの収納は、しまったものが一目で見渡せて、出し入れもとても楽。さらに床下収納を新設したことで、重たい洗剤のストックや雑巾のように「見せたくない物」もまとめて隠せるようになりました。

そして寒さ対策としては二重窓を設置。室内の暖かさを逃さず、ヒヤッとするあの冷気ともお別れです。しかも国の補助金の対象にもなっているので、快適と安心をお得に手に入れることができました。

さらに物干しポールと温風器を取り付けたことで、洗濯物を室内に干せる便利さもプラス。奥様からは「とっても便利!でも、私には少し高くて手が届きにくいのよね」と笑顔で本音もいただきました。

社員としての学び

実は、この「奥様の本音」こそ私たちにとって大きな学びでした。
リフォームは、完成した瞬間にゴールではありません。実際に暮らし始めてから「もっとこうだったら便利」「ここはすごく助かっている」といったリアルな声が出てくるものです。今回のU様からいただいた、

  • 物干し竿の高さを変えられる仕組みがほしい

  • 洗面化粧台にタオル掛けがマグネットで付け外しできたら便利
    といったご意見は、どれも実際に暮らしてみたからこそ生まれる“気づき”でした。

私たち社員にとって、こうしたお客様の声は何よりの宝物です。
「なるほど、こういう使い方をされるんだ」「ここで不便を感じるんだ」と知ることで、次のお客様へのご提案の幅が大きく広がります。リフォームは単なる“工事”ではなく、“暮らしをもっと楽しく、もっと快適にするお手伝い”なのだと、改めて実感しました。

感謝を込めて

U様、このたびは取材と写真撮影に快くご協力いただき、本当にありがとうございました。
お話を伺う中で、笑顔で「やっぱりリフォームして良かったよ」と語ってくださった瞬間が、とても心に残っています。お孫さんと過ごすお風呂の時間、スッキリ整った洗面室での毎朝の身支度――そのどれもが、暮らしの小さな幸せにつながっているのだと感じました。

今回のリフォーム事例は、リフォームコンテストにも出品させていただく予定です。
これからもお客様の声をしっかり受け止め、笑顔が増える住まいづくりにつなげてまいります。